TCTアジア2021にて、INTAMSYSは皆様のご来場をお待ちしております。
2021.05.14
2021年5月26日~28日、アジア最大級のAM(Additive Manufacturing=付加製造)技術展示会――TCTアジアは予定通りに開催いたします。産業用3Dプリンターによる印刷ソリューションを提供するグローバルサプライヤーであるINTAMSYSは、最新の設備、材料、応用事例を展示し、皆様のご来場を心からお待ちしております。
■見どころ 01
高品質印刷専用のスマートデュアルヘッド印刷が更に楽になる
※(画像の上の文字)
FUNMAT PRO 410
・最高500℃の水冷デュアルヘッドシステム
・オープンフィラメントシステム
・各ブランドのPEEK、PAEK、PEEK-CF/GF、ULTEM、PC、ABS…が印刷可能
FUNMAT PRO 410の印刷サイズは最大305×305×406㎜となり、複雑な構造を造形可能です。プラットフォーム最高温度は160℃、チャンバー最高温度は90℃となります。PEEK、PEEK-CF、PEKK、ULTEM、PPSU等のスーパーエンプラの印刷が可能となり、PA、PC、ABS、PETG等のエンジニアリングプラスチックの印刷も可能です。内蔵のリニアガイドと高性能駆動ドライバにより、高速で高精度の印刷を実現します。
■見どころ 02
AM技術を活かし原型製作から小ロット生産に
FUNMAT PRO 610 HTは、特定業界でのスーパーエンプラ3D印刷需要のために設計されており、航空宇宙、自動車、医療等の業界の小ロット生産ニーズを満たすことができます。最大印刷サイズは610×508×508㎜、同時に優れた高温管理システムを持っており、金属製のデュアルヘッド最高温度は500℃、チャンバー最高温度は300℃となります。反りや層間剥離等の発生がなく、高品質の印刷を保証できます。
デュアルヘッドの設計により、FUNMAT PRO 610 HTは、大型造形物のスーパーエンプラ3D印刷に最適です。印刷物はより良い形状になり、より高い機械的強度とより低い内部応力を持っています。PEEK、PEKK、ULTEM(PEI)、PPSU等のスーパーエンプラを印刷可能です。
■見どころ 03
自社ブランドINTAM™ フィラメントの新製品を発表
図:INTAMSYS 3D フィラメント
今回の展示会では、INTAMSYSは新製品のINTAM™シリーズのフィラメントを展示します。過酷な作業条件に対応できるスーパーエンプラであるINTAM™ Performance、優れた総合性能を備えたエンジニアリング材料であるINTAM™ Engineering、靴材料、医療、ファッション業界等に適したTPU柔軟性材料であるINTAM™ Elastic、及び安定した効率的なサポート材料であるINTAM™ Supportが含まれます。INTAM™シリーズのフィラメントは、INTAMSYSの3Dプリンターと相性が良く、印刷前のパラメーター設定が不要で、印刷体験を向上させることが実現します。
ここでいくつかのヒット商品をご紹介します。
PEEK-CF
まず、INTAM™ Performanceシリーズの熱可塑性炭素繊維複合材料PEEK-CFを紹介します。PEEKは本来高強度の特殊エンジニアリングプラスチックです。PEEKを炭素繊維で強化した後の複合材料は、力学特性の一部が一般的な金属を超え、金属の代替によく使用されています。260℃の高温で長時間使用でき、極端な環境下に耐えるため様々な業界のニーズを満たすことが可能です。
SP500、SP3040
INTAM™ SupportシリーズのSP5000は、ポリアリールエーテルケトン(PAEK) 材料に推奨される剥離タイプのサポート材であり、印刷成功率が高く、安定性の高い強力なサポートを作成しながら溶剤を使用して簡単に剥離することが実現できます。SP3040は、水溶性のサポート材であり、ABS、ASA、PA、PA-CF、PLA等の印刷材料に適応し、溶解速度が速く、サポート表面も滑らかです。
VICTREX AM200
今回の展示会では、VICTREX AM200フィラメントも展示します。このフィラメントは、結晶化が遅く、融点が低いという特徴があります。溶融粘度を独自に調整することで、特にFDM式の3D印刷に適した滑らかさを実現しました。市場に出回っている同類商品に比べ、印刷物の層間結合力と寸法安定性が特に優れています。これは、低せん断速度で流動性が高い特性によるものでもあります。他の材料と比較して、VICTREX AM200は層間結合力が強く、収縮と反りが少なく、印刷が簡単でFDM方式により適しています。
図:VICTREX AM200とINTAMSYS SP5000の印刷物